2019年ジャパンカップ回顧

今年のジャパンカップもいい勝負になりましたね。

スワーヴリチャード＆マーフィー騎手の好騎乗･･･
カレンブーケドール＆津村騎手の執念･･･
マカヒキ＆武豊騎手の最後方からの上がり最速の末脚･･･

始まる前は天皇賞秋と比べてメンバーが揃わないレース、
海外馬が1頭も来ず国際G1とはなんなのか？と言われていた今年のJCですが
想像していたよりもいいレースになったのではないでしょうか？

1着：
スワーヴリチャード

この馬は鉄砲が利くというよりかは叩き良化タイプ。
今年の中山記念→ドバイシーマクラシックで4着→3着になっていることがその証。
天皇賞秋こそ7着だったがかえってそれがプラスに。

馬場状態も重くなり味方する結果に。また、血統面ではJCはトニービンの血脈を含んでいる馬が多く入線しており本馬もその例に漏れなかった。
ギアとギアが全てかみ合った結果の勝利と言える。

次走はドバイかあり得ないと思うが有馬記念も視野。
ただ、有馬記念を使う場合は素直に買えるかと言われたら×
器用さが求められる中山コースでは割引が必要。

2着：
カレンブーケドール

前走秋華賞連対、1枠、3歳牝馬と来る条件は揃っていたが地力、鞍上の面からやや低評価だったが2着好走。

紫苑Sの段階で広い馬場が向いていると判断していたが東京で好走。
先行してからしぶとい脚を使える特性を十二分に活かせたと言えるだろう。

ただ、今回は枠や斤量に恵まれた部分もあり次回は人気を集めそう。過剰人気に注意。
東京、阪神コース、京都外回りコースなど器用さ重視されないコースなら狙ってもよさそうだが状態次第になりそうだ。

3着：

ワグネリアン

成績が安定、川田騎手、ダービー馬と人気を集める要素十分。
ただ、最後は位置取りが響いた印象。あまり短いスパンでレースを使っていけるタイプでないためやや疲れがあったかも。

この馬の力を発揮できた内容で悪くはなさそうだが、抜けた武器がないのが今後の弱点にもなりそう。今後は福永騎手に戻ると思われるがメンバー問わずに上位に来るタイプの馬でもあるため人気を集めそう。保険のヒモで買うならありかも？

4着：
マカヒキ

今回のレースMVPをあげるとしたらこの馬で満場一致でしょう。
上がり3ハロン31.9は今日の馬場状態では驚異的。やはり力はあったんだなと思わされました。

年齢が年齢なだけあってそろそろ引退の時期かもしれないが、好走している東京、阪神に出てきたら注意すべき存在。

5着：
ユーキャンスマイル

前走天皇賞秋でも4着に好走した同馬。メンバーレベルが下がるここでも来そうな雰囲気があったがこれといって押せる要件はなかった。

末脚が持ち味なだけあって今回も掲示板確保。まだ伸びしろがある1頭だと思うので注目。キングカメハメハ系統は有馬記念とは相性がいいため出てきたら怖いし買いたい1頭。

【次走注意すべき馬】

11着レイデオロ

前走も複勝圏を外し今回も大敗。正直なぜ1番人気になったのか私には理解できないが、JC使って終了ということはなさそうで有馬記念に出して引退となりそう。

もし有馬記念に出てくるなら注意。オカルトチックな話になるが、JC11着→有馬参戦はかの名馬オグリキャップを彷彿させる。

オグリキャップは知っての通り奇跡の復活を果たし1着となった。
有馬記念の引退レースはドラマチックな結果に終わることも多く今年の主役はレイデオロとなる可能性が高い。

これ以外にも、天皇賞秋もしくはJC大敗で有馬記念を挑んで上位入線するケースは結構多く巻き返し傾向があるレースなだけあってまだ目が離せない。

今回はこんなところです。

今後も掲示板に入った馬を中心に振り返っていこうと思います。

ここまで読んでいただきありがとうございました。